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すべて【鬼滅の刃】錆兎は弱かった?!最終選別で負けた本当の理由(ネタバレ注意)
突然ですが、みなさんは霊的現象を信じますか?
なぜこんなことを聞くのかというと、今回のテーマが「錆兎(さびと)」だからです。
錆兎を詳しく解説する前に、『鬼滅の刃』の名前は知ってるけど見たことがないという方に向けて、軽くあらすじ紹介もしていきます!
【テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編】
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◯目次
1.『鬼滅の刃』のあらすじ
2.錆兎と炭治郎
3.錆兎の詳細
4.鬼殺隊入隊最終選別の舞台
5.錆兎は本当は弱かった?!
6.錆兎の名言
1.『鬼滅の刃』のあらすじ
時は大正時代。
竈門炭治郎は亡き父の代わりに炭を売って生計を立てながら、家族と共に山でつつましくも幸せな日々を送っていました。
そんなある日、街に炭を売りに出かけていた炭治郎が山へ戻ると家族は鬼に襲われ皆殺しになっていました。
唯一生き残った妹の禰󠄀豆子を救うために、吹雪の中下山する炭治郎。
しかし、途中で禰󠄀豆子が突然唸り出し、炭治郎に襲いかかりました。
豹変した禰󠄀豆子に襲われた炭治郎を救ったのは「冨岡義勇」という一人の剣士でした。
冨岡義勇曰く、禰󠄀豆子は傷口から鬼の血が入り込み鬼へと変貌してしまったらしいのです。
それでもお互いをかばい合い、炭治郎と禰󠄀豆子が持つ強い兄弟の絆を感じ取った冨岡は剣を収め、炭治郎に「鱗滝左近次」という老人の元を尋ねるよう助言し、その場から立ち去りました。
そして鱗滝の厳しい修行が始まり1年後、炭治郎は鬼殺隊最終選別に行くための最後の課題として巨大な岩を切るように言われます。
しかし、半年経っても岩が切れる気配はありません。
そんな挫けそうな炭治郎の前に突然現れたのが錆兎でした。
あらすじはこのような感じです。
2.錆兎と炭治郎
ここからは錆兎についての解説・考察となります。
・錆兎は炭治郎と同じく、水の呼吸の使い手です。
・鱗滝左近次の弟子で当時13歳でした。
・普段は鱗滝の作った厄除の面で素顔を覆い隠しており、口元から頬に渡って大きな傷があります。
・突如炭治郎の前に現れた錆兎は、木刀を使って炭治郎に斬りかかり、ボコボコにします。その時の炭治郎が語った錆兎の印象は「あまりに無駄のない動きと剣さばきに感動すら覚える」とのことでした。
・ですが、炭治郎が最終戦別で生き残れるよう、厳しい口調ながらも稽古をつけてくれます。口下手で細かい指導をするのが苦手なので、錆兎とともに「真菰」という少女が細かく指導し、錆兎は実践という役割分担で共に炭治郎を導いていきます。
・そして炭治郎は半年にわたる修行を重ねましたが、錆兎に勝つことはできませんでした。
・そんなある日、ようやく錆兎は真剣を持ち炭治郎に挑みます。そして炭治郎は錆兎に斬りかかり、お面を見事に切りました。実は、その斬ったお面が大岩だったのです。
・こうして炭治郎は大岩を斬ることに成功し最終選別に挑むことができました。
とても不思議なストーリーですよね。
実は、以上のことから、錆兎と真菰が霊であることが予想できます。
3.錆兎の詳細
錆兎は冨岡義勇や鱗滝と同じ時期に入門した同期です。
2人は境遇も似ています。
鬼によって家族を殺され、家族もいなくなり天涯孤独となっていたところを、鱗滝によって引き取られました。
そして同じ年だった2人はすぐに仲良くなり、最終選別に合格するために日々稽古に励みました。
義勇は炭治郎に、「その年、最終選別で亡くなったのは錆兎一人だけ。」と語りました。
錆兎は藤重山に放たれた鬼たちを一人でほぼ全て倒したのですが、最後に手鬼と戦った際、既にすり減っていた刀が折れてしまい、その隙をつかれて亡くなっていたのです。
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4.鬼殺隊入隊最終選別の舞台
最終選別の舞台は、藤重山です。
藤の花は通常4月〜5月に咲く花ですが、この山では山の中腹に年中咲いています。
鬼が嫌う花なので、これで鬼たちを頂上付近に閉じ込めることができているのです。
(もしかすると、しのぶさんが生み出した藤の花の毒は、この山の花びらからとってきているのかもしれないですね。)
最終選別は、この山の藤の花で囲われている場所で、7日間生き抜くことができれば合格となります。
山の頂上付近には藤の花どころかほとんど緑はなく、また鬼が挑戦者を食う気満々で待ち構えています。
(鬼滅の刃には、こういうちょっと怖い話がけっこう多いですよね。霊との交信だったり亡くなった人による助言だったり…。)
炭治郎より前に鬼殺隊となっている義勇は錆兎が同期で、最終選別で死亡しているなら、炭治郎に稽古した錆兎は、やはり霊ということになりそうですよね。
ちなみに、サラサラヘアーの村田さんも義勇と同期なので、もちろん錆兎のことも知っていると思われます。
炭治郎が錆兎と出会ったときに、「においがしない」と言っていたのもそういった理由からです。
5.錆兎は本当は弱かった?!
錆兎は、本当は弱かったから負けたとも言われています。
確かに、最終選別で生きて戻らなければ、どんな理由であれ負けは負けです。
さらに、鬼と言っても十二鬼月のような強い鬼でもない鬼に殺されているのは、鬼殺隊まで行くほどの強さではなかった、と思う人も多いと思います。
その後、鍛錬し成長を遂げた義勇は柱となり、刀が折れても猗窩座戦では生き残っています。
なので、「錆兎は本当は弱かったのではないか」ということも言えなくはなさそうですね。
とはいえ、もし仮に鬼殺隊になっていても、柱になったり、炭治郎のように活躍していたりしていたのかというとそこにも少々疑問が残りますね。
強い弱いというよりも、錆兎の性格が仇となったと考える方が自然だと思います。
「厳しい口調ながらも優しく、正義感が強く、面倒見がいい」というと、誰かを思い出しませんか?
そう、「心を燃やせ」の炎柱・煉獄杏寿郎です。
炎柱・煉獄杏寿郎も、無限列車戦で誰も死なせないと自らの命をかけて戦い、戦死しました。
煉獄さんは弱かったから死んだわけではありません。
ただ仲間思いで正義感が強すぎるがために命を落としたと言えます。
なので、錆兎が生きていて鬼殺隊となったとしても、煉獄さんと同じようになっていたかもしれません。
「いやいや、錆兎は強い!」という考え方ももちろんあります。
炭治郎が錆兎と出会ったとき、「すごい一撃」、「無駄な動きが少しもない」と言っていたことから、本気を出したら相当強かったのではないでしょうか。
義勇も、「自分が水柱になる資格はない。というのも、最終選別に残れたのは錆兎のおかげだった。自分は何もしていない。」と言っています。
そう、義勇は実力があるのですが、猗窩座戦で刀が折れ、ピンチに陥り、炭治郎に救われたのです。
義勇が強いのは確実ですが、周りに恵まれていたとも言えます。
ということは、当時の錆兎は義勇よりも実力は上だったと考えられるのではないでしょうか。
そして錆兎を殺した手鬼ですら、「あいつは強かった」と言っています。実力はあったのは間違いないと言えそうですね。
6.錆兎の名言
そんな面倒見の良い錆兎は、時に厳しい口調で相手の心をかき立てるかっこいい名言を残していますので、それをご紹介していきます。
「男が喚くな見苦しい」
「どんな苦しみにも黙って耐えろ」
「進め!男に生まれたなら進む以外の道などない」
炭治郎を奮い立たせるために言った言葉です。
錆兎だから言える言葉ですね。
そして同期の義勇にはこんなことを話しています。
「自分が死ねばよかったなんて二度というなよ。もしも言ったらお前とはそれまでだ。友達をやめる。」
「お前は絶対死ぬんじゃない。姉が命を繋いでくれた命を、託された未来を、お前も繋ぐんだ義勇。」
姉の死に責任を感じた義勇が言ったことに本気で怒り、そして強く生きて抜いてほしいからこそいった言葉です。
自分が命を落としただけに非常に重い言葉ですね。
錆兎は厳しい口調ながらも優しさを併せ持っていることが、正義感が強いからこそ伝わってきます。
鱗滝は、大事な弟子にこれ以上死んでほしくないという思いから過酷な課題をあえて課していました。
そしてその裏で、弟子が霊ととなり最終選別を無事通過できるように導いていたのです。
切ないながらも素敵なお話でしたね。
【参考にさせていただいた動画】
今回は、ひつじ(https://www.youtube.com/channel/UCsxFq13TwFAtnabWbxcNWCA)様
のこちらの動画を参考に作らせていただきました!
ありがとうございました。